富野由悠季&ガンダムニュースをまとめ読み。
<
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | top↑
OVA「機動戦士ガンダムUC」第1話「ユニコーンの日」完成試写会舞台挨拶レポート
2010-02-08 Mon 03:16
■OVA「機動戦士ガンダムUC」第1話「ユニコーンの日」完成試写会舞台挨拶レポート

【日時】
2010年2月2日
【場所】
新宿ピカデリー
【出演者】
福井晴敏(原作)
古橋一浩(監督)
むとうやすゆき(脚本)
澤野弘之(音楽)

司会:それではお待たせいたしました。いよいよメインスタッフの皆さんに登場していただきましょう。皆様、大きな拍手でお迎えください。(メインスタッフの)皆様、どうぞお入りください。

(観客の大きな拍手の中、福井晴敏さん、古橋一浩さん、むとうやすゆきさん、澤野弘之さんが入場)

司会:ストーリーの福井晴敏さん、監督の古橋一浩さん、脚本のむとうやすゆきさん、音楽の澤野弘之さんです。

(観客、さらに大きな拍手)

司会:本日、会場には20倍以上という倍率で当選されたお客様にお越しいただいています。今日、ゲストの皆様には今だからこそ話せる裏話、ここだけのお話をうかがっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

福井、古橋、むとう、澤野:よろしくお願いします。

司会:それではまず、小説を書かれた福井晴敏さんにお話をうかがいたいと思います。

福井:はい。

司会:今回、アニメーションの製作が始まってから、どのようなことをなされたんでしょうか?

福井:はい。ここ出る前まではね、俺が一枚一枚画を描いたんですよっていうギャグを言おうと思って準備してきたんですけども、今日お越しいただいた皆さんの真摯な眼差しを前に、ちょっとそういう与太話ができない空気だなと(笑)、あらためて思いました。まあ今回は、小説自体が映像化含みというところでのスタートだったんですけども、主にシナリオですね。これは本当にもう…ここにいる3人(古橋さん、むとうさん、澤野さんの方を見て)はまさに被害者ですけども、大変長い…原作の方が。それを決められた中に落とさなきゃいけないんだけれども、何か削ると、あっちを立てると、こっちが立たず、みたいな状態で、我々がやった方法は何かというと、ご覧になりました通り、“濃縮してみた”という方法論だったんですね。ですから、自分は主にいかに“濃縮”していくかという、そこのポイントのお手伝いをさせてもらったっていう感じです。

司会:シナリオを作っていくうえでの打ち合わせに参加されて詰めていったという感じなんでしょうか?

福井:はい、そうですね。ここにシナリオのむとうさんもいらっしゃってますけれども、最初にあがってきたのが90分になってましてね。これあの~、映画でだいたい2時間半ぐらいになっちゃったものをどうやって30分切ろうっていうのは、よくある作業なんですけど、90分のものを50分にする作業は、我々もかつてしたことがなかった(笑)。これをどうやってっていうのがね、本当に監督ともプロデューサーとも知恵を絞りあって、なんとか今の形に落とし込んだという感じでしたね。

司会:キャスティングや設定についても、お話はいろいろなされたんでしょうか?

福井:そうですね。もうこれお聞きになれば…もうバッチリだったでしょ?(観客に問うように)

(頷く観客が多数だが、一部に笑いも)

司会:はい。

福井:この笑いは「そうでもない」ってこと?(笑)

司会:(笑)。

福井:まあでもやっぱり、最初の永井一郎さんが何か言ったらあきらめるしかない。これはこういうものだなっていう。

(観客笑う)

福井:その時点で世界が作られていっちゃうようなね。で、バナージくんとミネバさんも大変フレッシュで、二人ともとっても勘がよかったですよね。逆におじさんたち、特に今日でいうとカーディアスね。カーディアスにあんたはどういう人なんですと説明するのがものすごい大変でしたね。ガンダムのこと何も知らないでしょ、当然。

司会:(笑)。

福井:ある程度の年齢の方なんで。そうなるとまず、人類が宇宙に住んでいるんですよ、というところ、そこから始めてっていうのはあまりにも…。最終的には「あなたは箱根の老人なんです」という説明の仕方をして、これはまあ…わかる人にはわかる…。

(一部の観客笑う)

福井:うん、まあ一部ウケてますね(笑)。それでなんとかわかってもらったみたいな。

司会:いろいろとご苦労があったということですが、はい。続いて、古橋監督にお話をうかがっていきたいと思います。

古橋:はい。

司会:古橋監督にとっては、これが初めてのガンダム作品ということなんですが、初めてこの仕事の話が来たときに、どのように感じられましたか?

古橋:あの、その時点で他の作品で2つのタイトルを担当していまして、非常に余裕がないところだったんですけども、それでも机の上に原作本がポンを置かれていて、「もしかしてガンダムのお話が!?」と、心身ともに疲れていたところでしたが、非常にテンション上がりました。

福井:ああ(嬉しそうに)。

古橋:かつてインタビューにも答えたんですが、(ガンダム作品は)非常に因縁、個人的に因縁のある作品で、仕事に就いたとき始まった作品だったので、30年経って来たかなと感慨深いですね。

司会:製作なさるうえで、ストーリーの福井さんとはどのようなキャッチボールというか、やりとりがあったんでしょうか?

古橋:福井さんが全部今お話された通り、シナリオからいろんな部分、絵コンテも色に関しても全部チェックしていただいて、監修レベルの仕事をしていただいて、私の仕事は、それ以外の雑用に近いぐらいの…。

福井:そんな!!(笑) なんか俺、すごい悪い人っぽい(笑)。

(観客笑う)

古橋:いえいえ(笑)。

福井:まあ、一回は殴り合いの喧嘩をしたことがあったんです(笑)(茶目っ気たっぷりに)。

(観客爆笑)

古橋:いえいえいえ!!(笑)

福井:古橋さんは勘がいいし、ドラマを論理的に画で詰めていくタイプの監督っていうのは多いんですけど、古橋さんはそれプラス、ちゃんと情のドラマを上にドーンとのせてくるので、これがすごいなあと思いましたね。

古橋:(照れくさそうにうつむく)

福井:何か言ってくださいよ(笑)。

古橋:お褒めいただいて本当に恐縮です。福井さんのファンだったので、これ以上のことはないです。

司会:それでは、監督におうかがいします。演出上で特に気を遣った点やここは見てほしいという点がありましたら。

古橋:(観客が作品を)見終わった後なので、あんまりあれですけど、やはりカーディアスとバナージの親子のドラマをきちんとまとめてみたいなあと思いましたので、あの、カーディアスの心情部分がなかなか表現しづらかったんですが、最後の二人のシーンで一気に高めるには、ちょっとずつでもを進んでおきたいという部分がありまして、一番最初に福井さんとお話したときでしたが、やっぱり「父と子のガンダム」みたいなテーマをお話していただいて、やっぱり自分も20歳のときに(ファーストガンダムを)見て、もう私50に近いんですけど、ある種父親の目線で見る部分と、20歳の頃を思い出して、そういう青春的なもの、「ボーイ・ミーツ・ガール」的なお話として、バナージの目線で作品に入ることもできるし、もう本当にそういう意味で親子二代の作品にしたいなあというのがありましたので、それを感じていただければ最高です。

司会:ありがとうございます。それでは続きまして、脚本のむとうやすゆきさんにおうかがいします。

むとう:はい。

司会:小説は今回、非常に内容が濃厚ということなんですけれども、それをまとめていくうえで気をつけた点や、苦労された点はありますでしょうか?

むとう:そうですね。本当に物量に圧倒されるんですけど、なによりもやっぱりダイジェストにしないこと。福井さんがおっしゃった、“濃縮する”、言い換えると、優先すべきは、登場人物の思いであって、読んでいくと、例えば、皆さんがニヤリとするようなリスペクトやサービスがいっぱい入っているんですけども、僕も嫌いじゃないので、いっぱい再現したかったんですけど、そういうのはちょっととりあえずさげて、本当に思いを…(聞き取れず)。最初、40分というオーダーがありまして、そして90分、50分と。福井さんのガンダム愛を感じる中で、僕の裁量で切れるところは切るという形で、「これでどうですか?」「ここは外しましょう」みたいな感じでやってたんですけど、そういう中で頑張って50分、58分。

福井:よくできましたよね。

むとう:本当、小手先では無理で、イベントをすっぽり抜かないと駄目だったりするところもあったんですけど、ダイジェストにしないためには、思い切ってごそっと抜いて、ごそっと抜いたところに…(聞き取れず)。

司会:原作を脚本にするのにはどれくらい時間がかかるのでしょうか?

むとう:一概には言えないのですが、福井さんと顔合わせをしてから第1話が完成するまで1年半ぐらいかかりました。

福井:そりゃ遅れるわけだよね(笑)。

むとう:(笑)。

司会:それでは、福井さんや古橋監督とのやりとりの中で印象に残っていることなどはありますでしょうか?

むとう:それはもう猛烈な時間なんですが、ちょっと変わった話では、福井さんが小説を書き終わった頃に、僕はサンライズで仕事をしていたんですが、そこに福井さんが現れて、「ごめん、1冊増えちゃった」って(笑)。

福井:あはは(笑)。ありましたね~。

むとう:当初より単行本が1冊増えたんです。基本的にこのOVAは単行本2冊を1話にするという形でやっているんですけど、第1話、第2話を1本にするだけでも大変…今日思っている方、多いと思うんですけど「フロンタル出ねえじゃねえか」っていう…。

(観客大爆笑)

むとう:もう「あの(ユニコーンガンダムの)発進までで精一杯だ!」みたいな(笑)。そんな感じで単行本2冊を1本にするだけでも大変だったんですが、後にいくほど単行本の厚みが増してるんですよ(笑)。

(観客笑う)

むとう:福井さんと話したときに「厚いじゃん。6巻とかなにこれ?」って(笑)。

(観客爆笑)

むとう:そしたら、監督が来られて「冊数が増えることはいいことだ」と(笑)。

福井:「ただでさえ苦労してしてるのに、1冊増えただと!?」とね(笑)。「旅に出る」って言ってたもんね(笑)。

むとう:言ってました(笑)。

司会:でも、1冊増えた分楽しみですよね。どのように濃縮されていくかというのがすごく楽しみだと思うんですけども。ありがとうございました。それでは続きまして、音楽の澤野弘之さんにお話をおうかがいします。

澤野:はい。

司会:澤野さんはこの中では一番お若いのですが、テレビドラマ「医龍 Team Medical Dragon」を始め、「戦国BASARA」など数々のドラマやアニメ、映画の音楽を手がけていらっしゃいます。澤野さん、今回初めてこの仕事の声がかかったときはどのように思われましたか?

澤野:いやもう、「まさか」という感じでしたね。僕が作曲家を目指そうと思ったのが、高校生のときだったんですけど、ちょうどその頃に「機動戦士ガンダム」の劇場版3部作を見て、思い切りハマってしまいまして…。なので、映像音楽を目指すと同時に、「ガンダムの音楽もいつかは担当できたらなあ」なんて夢も見てたので、オファーがあったときは喜ぶよりも驚いてましたね。

司会:今回、澤野さんに音楽をお願いすることに決められたのは古橋監督だとおうかがいしたんですが、どのような狙いで澤野さんにお願いされたのでしょうか?

古橋:私の作品で何本かやられている佐橋(俊彦)さんが念頭にあったんですけど、「ガンダムSEED」をやられていて、さすがにちょっとかぶりすぎかなというところで、いろいろ他に候補の人を挙げていただいて、サンプルCDを聞いたときに、曲から入って「何だろこの曲?」とすごく印象に残って、「この人調べてください」ってことで調べていただいて、そこで運命的なものを感じまして、いろいろ聞いたらメカものもやってらして…。

澤野:はい。

古橋:それを聞いて、いろんなところから情報を集めたら、「BASARA」もやっていることもわかって。見えないところでいろんな濃密な繋がりがあって、これは天の配剤かなと。

司会:実際出来上がってきた音楽をお聞きになっていかがでしたか?

古橋:まず打ち合わせしたときに、こんな若い人がちゃんとオーケストラとか出来るのかな、みたいなところがあったんですけど(笑)。

澤野:(笑)。

古橋:聞いてみたらパワフルで、圧倒されるようなものを感じましたんで、バッチリ決まったなと。

司会:澤野さん、今回作られた曲の中で特に思い入れのある曲というのはありますでしょうか? 長い間暖めていた曲があったとお聞きしたのですが。

澤野:はい。今回「ガンダムUC」の音楽をやるにあたって、制作期間を十分確保してやりたいなと思ったんで、十分確保してこの作品だけに集中して作ったのでどの曲も思い入れ深いんですけれども、メインテーマと同じくらい気に入っているのが、バナージのテーマとして作った曲があって、サントラでは「ON YOUR MARK」というタイトルにしてるんですが、今回第1話では流れていないんですが…ちょこっとピアノ・バージョンが流れたりしてるんですが、実は曲自体を作ったのが5年前ぐらいで、僕がまだ映像の作曲家をやってる前で、その頃は部屋にこもって黙々と作品を想定しながら曲を作っていたんですが、そのときに「憧れのガンダムだったらどんな音楽を書くかな」とか妄想しながら作ってできた曲がその曲で。で、僕自身も思い入れ深かったので、今回「UC」のお話をいただいたときに、「これは使わなければいけないだろ」と思って使うことにしました。

司会:はい。その曲が入ったサウンド・トラックが3月10日に発売されますので、どうぞ皆様、お手に取ってお聞きくださいませ。それでは最後に、(メインスタッフの)皆様から一言ずつお願いいたします。それでは福井さんからお願いいたします。

福井:今日、初めての公開だったんですけども、皆さんご覧になって、たぶん期待に違わぬものになっているのではないかと思います。で、今、世の中ホントにものが売れない時代なんですけども、やっぱり売れてナンボ。売れれば売れるほど我々のモチベーションが上がっていくということで、ぜひこれから皆さんは帰ったらブログやツイッターなどにとてもいいことを書いてください(笑)。

(観客爆笑)

福井:なおかつ、ブルーレイとかとてもお安くなってますので、ぜひ買っていただきたいなと。もうぶっちゃけ、冒頭のクシャトリヤが戦っているところがあるじゃないですか。あそこで本来の予算は切れてますから。

(観客大爆笑)

福井:ブルーレイ安いですから、皆さんぜひ買っていただき、周りの方にも薦めていただけたらと思います。

司会:ありがとうございます。それでは続いてむとうさん、お願いいたします。

むとう:おやじによるおやじのためのガンダムというところがあって、キャラクターもおやじキャラ多いですけど、ファーストガンダムを見たときは少年だったという意味では、最近の「SEED」とか「00」から入った方でも楽しめるものになっていると思うので、見ていただけたらと思います。それと福井さんも言ってましたが、ブルーレイが前代未聞の安さだということなんで、ぜひお買い求めください。よろしくお願いします。

司会:ありがとうございます。それでは続いて澤野さん、お願いいたします。

澤野:また2月20日から劇場で上映するようなので、ぜひお友達を連れてきていただけたらと思います。あとサウンド・トラックが3月10日、ブルーレイより2日前に発売させていただくことができたので、まあたぶん今日ガンダムの映像を思い出しながら流れているのは、最後の栗山千明さんの素敵な声が皆さんずっと流れていると思うのですが、「澤野の音楽も鳴ってたな」ぐらいの感じで構わないので、思い出していただけたら嬉しいです。

司会:ありがとうございます。では最後に古橋監督、お願いいたします。

古橋:え~、私的には、最近の作品ではあまりヒット作がなかったので、ガンダムに懸けております。

(観客爆笑)

古橋:この作品で、今後の、老後が決まってしまうので(笑)、ぜひ皆さんのご声援をいただきたいなと思います。それとすいません、1年かかっちゃったんですけど、これからもうちょっと速く作って、年に2本…提供したいと思いますので、ぜひ最後まで見捨てずにお付き合いくださいませ。よろしくお願いします。

司会:ありがとうございました。ということで、「機動戦士ガンダムUC」は今日ここから全世界に向けて展開を始めます。ぜひ今日をきっかけにいろいろな形で「ガンダムUC」を楽しんでいただきたいと思います。また先ほど福井さんもおっしゃっていましたが、この作品を今日、全世界で初めてご覧になった感想をネットなどで幅広くお伝えいただきたいと思います。

福井:いいことだけをね。

(観客爆笑)

司会:よろしくお願いいたします。それではゲストの皆様、本日は最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

福井、古橋、むとう、澤野:ありがとうございました。

(観客、大きな拍手)

司会:福井晴敏さん、古橋一浩監督、むとうやすゆきさん、澤野弘之さんでした。

(観客の大きな拍手の中、福井晴敏さん、古橋一浩さん、むとうやすゆきさん、澤野弘之さんが退場)

司会:本日の完成披露試写会は以上で終了となります。(中略)それでは、本日はご来場いただきましてまことにありがとうございました。

(観客、大きな拍手そして退場)

■編集後記
今日の記事はこのレポートのみです。

Amazon.co.jpで買う
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 1 (Blu-ray Disc)
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 1 (DVD)
機動戦士ガンダムUC オリジナル・サウンドトラック
流星のナミダ(初回生産限定盤)(DVD付)
流星のナミダ(2010年3月31日までの期間生産限定盤/ガンダム盤)
流星のナミダ(通常盤)
スポンサーサイト
別窓 | ガンダム | top↑
| シャア専用ニュース |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。